魚は生きるために酸素を必要としている。
海水中に含まれる酸素は極わずかなので鰓には常に新鮮な海水を供給する必要があり、このように大口を開けて泳ぐのは、餌を採ると同時に酸素を獲得するための重要なシステムなのである。

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^大気中の酸素濃度が現在(21%)よりだいぶ低かったオルドビス紀(15%)に海中で進化した生き物は

超高酸素濃度(最大35%)のシルル紀、デボン紀に陸上にあがり、巨大化した。

しかしその後、三畳紀初期に酸素濃度は13%にまで急落し、多くの生き物は死滅する。

そしてその低酸素時代をしぶとく生き抜き、高性能な(超酸素燃費のいい)肺を進化させた恐竜の祖先は、ジュラ紀、白亜紀と続く酸素濃度の高まりとともに巨大化し、地球上で無敵の存在となるのである。

以上、まだ読んでる途中だけどすごくおもしろい本、「
恐竜はなぜ鳥に進化したのか」より。
標高8800メートルのエベレストに登り、酸欠で死にかけながら眺める空の、はるか高みを苦もなく飛んでいく渡り鳥の群れ、という刺激的な描写で幕をあけるその本は、直訳調の読みづらさを補ってあまりある“高濃度”な内容です。