ある時、遠足仲間にその話しをしたら「それは是非行きたい!」ということだった(ような気がした)ので、さっそく参加者を募る通知をし、その後約一ヶ月かけて綿密なスケジュールを構築したのである。
予定は完璧なはずであった。
しかし、しかしだ・・・
縄文ツアー2日前になってカオナシさんが、「座席をクジ

で決めるとなると、三列目になる危険がある。三列目はキツい。それぐらいならむしろ運転手になりたい。ついては自分の車で行きたい」と言い出した。

しかたがない(というか、ほんらいぼくが車を出すつもりで覚悟していたのだが、替わってくれて実はほっとした。あわよくば道中で酒を飲むつもりである)ので、今回はカオナシさんとパオ子ちゃんの車で行くことになった。
パオ子ちゃん。
この↑人が今回の主役だ。
朝7時半過ぎ、カオナシさん運転の車(
カエデママさん同乗)はぼくを拾い、ゴマちゃん♂を拾い
ゴルキチさんを拾い、順調に待ち合わせ場所の松任CCZ 『車遊館』を目指す。

その間にパオ子班の状況を確認するメールを入れると、
スカタン女王から「まだ来ません」と返事が。
予定ではパオ子ちゃんは7時半にスカタン女王を迎えにいくはずである。時刻は7時45分。
パオ子ちゃんにメール:「おーい、なにしてるー?」
返答なし。
7:50 スカタン女王からメール「まだ来ない。わたしパオ子ちゃんの電話番号知らない」
どうなってるんだと色めき立つカオナシ車内。大慌てでパオ子ちゃんに電話。留守電になってる。
事故か寝坊か!?青ざめる一同。
8時 「私どうすればいいの?」と待ち合わせ場所の路上で半泣きのスカタン女王。
カエデママさんが「こうなったら最後の手段だ!(←正確には違う表現だったかもしれないが)ぱおぞーさんに電話しよう!!」
名案だ。
ぱおぞーさんはパオ子ちゃんの姉である。パオ子家の固定電話の番号を知っている。もしそれが鳴り、だれか同居人が起きていれば状況が知れるというものだ。
どうだったと思う?
このぱおぞーさん経由は大成功であった。カエデママさんもたまには(ほんとはいつもだよ!←ちょっとサービス)いいことを言う。
なんと、
パオ子ちゃんは寝てました!(笑)
とりあえず事故とかでなくて一安心。しかしなんでこの大事な縄文ツアー当日に寝坊できるんだろー、最近の若いもんは!(笑)。
こっちは昨晩急遽飲みに出ざるをえなかったんだけど、あっと言う間に帰ってくるぐらいすごく用心してたのに。

さて、予定通りに待ち合わせ場所についた我々カオナシ班は車遊館にて
「あと1時間は来ないね」「どうしよう?」「朝飯でも食うか」「どうする?おにぎりか、うどんか?」「いやいややはりここはマックだべ!」などとのんきに話し合って結局マクドナルドでワラジを脱いだ。

ちょうど朝食も終った頃パオ子車が到着(本来ならすでに福井県境を突破してる時間)。
ここでスカタン女王の怒り炸裂。
「なんで朝飯食ってるんだよ。福井でソースカツ丼じゃなかったのかよ?勝手に食ってるんじゃねえよ!」
って、あのーー、それ、パオ子ちゃんに言って。。。。(^_^;)
結局女王もマックでベーグルかなんか買って車中にて移動メシ。
食べ終わったらご機嫌だったのでほっとしました。
あ、パオ子ちゃんの車はスカタン女王を乗せたあと、片町でもうひとり乗せて来ていた。
もうひとりとは、
いとお菓子さん。
彼女ももちろん寝坊のおかげで待ちぼうけ・・・
さぞや心細い思いを味わったかとおもいきや、ホテルの朝食バイキングで(富山県民のお菓子さんは前泊している入れこみよう←えらい!!)おにぎりをたらふく食べていたらしくご満悦。
実はいとお菓子さん、昨夜はこんなソフトを自作して、なんと2本も食っていた。

まあいい。あいかわらずの濃ゆい面々を乗せてさあ出発。気をとりなおして向かうは縄文博物館!
と滑り出すが、福井市内で
プリシラさん♂を拾わなくてはならない。
「1時間ほど遅れます」とメール。
高速を走行中、パオ子ちゃんがスペイン帰りの時差ぼけ中であることが判明した。
スペインの美術館や風俗、ガウディーの建築などについて話しているとほどなく福井。
うまくプリさんを接収できたので再び高速に乗り直す。途中で福井名物ソースカツ丼のチェーン店を通過する。並盛り380円だ。これは食ってみたい。無念の思いをかみしめつつリベンジを誓う。
ほんとうはここまでぶっ飛ばして来て朝ご飯の予定であった。
サービスエリアで席替えのクジを引き、

おにぎりなど食いながら

三方五湖まで。
途中後ろを走っていたパオ子ちゃんがなにを思ったかカオナシ車を追い抜いた。
ゴルキチさんが持って来ていたトランシーバーに
「パオ子ちゃんどうしたんだ?どうぞ」
とコール。
「どうやらブレーキが故障したもよう。どうぞ」
「ええ?!なんですって?どうぞ」
「
ブレーキの故障で踏んでも止まりません!どうぞ」
トランシーバーとは楽しいグッズである(笑)。
いとお菓子さんお手製の青汁シフォン(「まずい。もう一個!」)

など食べていたら、予定時間を大幅にオーバーしたけどついにたどり着いたぜ、縄文博物館。
思えば前回の
名古屋ツアーの時に行き損ねてからこの日が来るのを心待ちにしていたのである。
日本が世界に誇る縄文文化の粋を集め、ファンタジックに、神秘的に、そして学術的に展開されるであろう縄文時代のスペクタクルに今、やっと会えるのだ!!
“DOKIDOKI館”というのを見て「なんかショボそう」と言ったヤツはどいつだ?

みなの衆、まずは思う存分縄文の世界に浸ろうではないか。
そして縄文式火起し体験を行おう。木と木をこすり合わせて火を起す、この人類のみが持ちえた奇跡の再現に取り掛かるのだ。
いざ行かん、縄文の扉を開けて、太古の日本へ!我らが偉大なるふるさとへ!!!

・・・ただ今館内を見学中・・・
↓
・・・・・見学終了・・・・・・
↓
goruさんがぼそっと
「だから大したことないって言っただろう」って、いまさらそんなこと言われても・・・。
いったい梅原猛はこれのどこを監修したのだ?
これか?(笑)

しかも今日は勾玉作り体験の日だから
火起し体験はできないのだそうだ(泣)!こんなことがあっていいのだろうか?
失意の底に沈みかけた一同を救ったのは一艘の丸木舟であった。

みな愉快にそれぞれの楽しみ方で丸木舟を遊び倒し、そして記念撮影。

誰からともなく、
飯食いに行こうかと言い出したのは当然の成り行きである。
実はこの縄文ツアーにはもう一箇所どうしても行かねばならないところがあったのである。
それは天下の古刹、永平寺。
例の名古屋ツアーの時いとお菓子さんが、次回どうしても縄文博物館へ行くのなら永平寺へも寄ってくれ、それなら付き合ってやる、と言ったので出来た企画であるからして永平寺へはなんとしても行かねばならぬのだ!(←誕生秘話)
昼食は怪しい小食堂“トックリ軒”でという案があったのだが、時間が残り少なくなったため永平寺の道中にある越前そば屋さんへ急遽変更、電話予約ののち縄文博物館を後にする。
さあ、時間がないのだ、ぶっ飛ばして行くぜ、待ってろ永平寺、このやろ!
と、勇ましく出発できないのがこのメンバーである(ガクッ)。
博物館へ来る通りにミニストップというコンビニを発見した隊員がいて(うろおぼえだが、犯人はカエマちゃんだな)、そこにどうしても行かななりません状態に陥ってしまったのである。
ただのコンビニに何故そんなに寄りたいの?
ため息をつきつつ駐車場。

着いてみたらいとお菓子さんもスカタンさんもここのなんとかマンゴーパフェやらモカソフトやらがどうしても食べたいと言い出だした。
挙句の果てに「これらを食べさせてくれたら火起し体験の日を事前に確認もしないで企画した罪を許してやる」などと言い出す始末。
ツアーがこの日になった経緯については私も一言言いたかったが(後に噴出)ここは大人な対応で事をおさめにかかる。
しかしそのマンゴーパフェ、どうやらおっそろしく人気がある。
こんなド田舎のひなびたコンビニなのになんとこれ用の待ち番号発券機まであるのだ。
うやうやしく渡された券は191番。
もちろん今目の前で作られている大量のマンゴーパフェはぼくたちのではない!なんてこった、すさまじいタイムロスだ!

しかしこのコンビニですばらしいモノを発見したのは皮肉である。
だいぶ前に新聞紙上でチラ見して気になっていた
クラフトザウルスがあったのだ!
金沢のどこのコンビニにも売ってない訳だよ。散々探しちまったぜ、なんだよ、ミニストップ限定かよ!
さっそく最後のひと箱となっていたヴェロキラプトルをゲットだぜぃ!
うれしくなって激辛ダブルチリドック(とかなんとかそんな名前の)を購入。

さらにここでみんなが190番のが終わって、自分たちの番が回ってくるのをひたすら待っている間にとんでもない悲劇が襲う。
店から電話がかかって来た。
「おい、宴会の予約がはいったぞ、
7時までに帰って来い」グヮーーン!!大ショックである。
7時なら十分じゃん、とお考えのあなた、あなたひょっとして打ち上げを忘れていませんか?
打ち上げなしじゃ、なんのための大人の遠足かわからないでしょ?
逆算してみよう。打ち上げには最低2時間はかかるぞ。
打ち上げ会場を6時半にでるとすると4時半には会場入りしなくてはならないぞ。

熟考の結果、導き出した答えはこうだ。
つまり、
次回は永平寺&トックリ軒ツアーにしよう!我ながらすばらしい解決策だ(笑)。
やっと出来て来たマンゴーパフェなど試食しながら敦賀インターへ。
敦賀インターでは“もはやここまでか”というキワドい事態があった。
運転手はパオ子ちゃんである。
パオ子ちゃんの車はETC搭載。料金所はスルリと通り抜けられる仕組みであるが、前を行く車がモタモタしてるとそうはいかない。
(注:この時点でカオナシ車は遥か後方にいるので、まったく見ず知らずの車がわれわれの前を走っています)
「えーなくそ、減速せんと行けま」(金沢弁)
さらに「どんくせえなあ、そんなんだから渋滞すんねん、はよ行け!」
と、運転席から呪詛の声が・・・。
(これは、ホントはちょっと違うかもしれない。メモしてなかったもんで(^_^;))
すると後席から「左、左、左!」と悲鳴が・・・
詳しく説明しよう。
ETCレーンのパオ子ちゃんは、前を行く車のあまりのトロさに激怒し、散々ののしりながらケツ
をあおりつつ我を失い、そいつのケツについて行きそうになったのである。
前車の行方は米原方面(右)。ぼくらが行きたい福井・金沢方面は左。
あやういところで誰かが気づいて大声出してくれたおかげで米原ツアーにならずに済んだ。
しかし開き直ったパオ子ちゃんの口からでた答えはすごいぞ。
「米原ジャンクションってなくなったんだよ。みんなに見せようと思ったのに」
並の女じゃないのはよくわかった(笑)。
サービスエリアで立ち食い。

福井のお蕎麦やさんへ向かう車中にてこの縄文ツアーの敗因の究明が始まった。
まず、火起こし体験の日を調べてないのはおかしいという意見がでたが、これについてはひと月も前から「もし行くのなら29日にしてくれ」と、いとお菓子さんから要望が出ていたため、調べようが調べまいが29日決行は動かなかったのである。
ではなぜ29日か、というとアメリカへ赴任中のミッシェルさんが帰ってきて、その日ならいっしょに行けるので、ということだったんである。
ということはなんだ、ミッシェルさんのせいではないか!アメリカからわざわざやってきて、われわれから永平寺を奪った犯人はミッシェルさんその人であったのである。
しかも結局当人はあらわれず、こんなものだけが虚しく届いたのである。

醜いののしりあいの末たどりついたのは越前そば専門店。

プリシラさんが博物館で電話予約した時間より1時間以上遅れての到着。
一番忙しい時間帯に度々修正電話いれたりしてたせいか、歓迎ムードはまるでなし。

待合所で席のあくのを待つ間、パオ子ちゃんに「フラメンコ踊ってよ」といったら、手を叩き足踏みならしてオーレィ!
ちょ、ちょっともういい、ボロい店の床が抜けそうだ。そんなに激しく足踏みするんじゃない!!
そしてやっと食い物ブロガーの遠足らしきお店、食事。

そばつゆにはすでに大根おろしがまぜてある。大鉢のは普通の大根、猪口には辛み大根。
各自小皿にそばを取り、普通のおろし汁をかけるか、辛いのにつけながら食うのだ。
どやっ!

ワサビ、カラシの類いが苦手なスカタン女王は事前に辛くない普通の麺つゆをもらっていた。
これがピンクの花柄で「ほらかわいいだろ、見ろよ」などと自慢していた。
それを見たぼくらは「はいはいかわいいね、おこちゃまだね」と軽くあしらっていたのだが、なんとぼくもこの大根おろしの汁はだめだ!
頭が痛くなりそうだ。とても量は食えない。
恥ずかしながらわたくし、同様の症状のいとお菓子さんとともに、ピンクのカップに入った、辛くないお子様向けの蕎麦つゆを追加したのである。
しか〜し、男たるものそんな屈辱にただ甘んじてはいないぜ、見よこの大量の唐辛子を!
唐辛子勝負なら負けないぜ!かかってこい!!

越前蕎麦の恐ろしさを十分堪能したあと、さてどうしよう。
今から永平寺へいくのに30分かかり、見学に1時間、高速へ戻るのに30分、金沢まで1時間。全部で3時間かかってしまう。
やはり永平寺は次回にしよう。
じゃあ、ってんで蕎麦屋の目と鼻の先にある福井の銘酒『黒龍』の蔵元直営店を見学しよう!とプリさんからの提案。
そりゃいい、行ってみよう!
黒い土蔵作りに格子戸、軒先には杉玉のかかるいかにも造り酒屋然としたたたずまいの黒龍についた。こりゃかっこいいぜ、是非中にはいってみたい。
車を止めて降りようとしたが、なにかおかしい。
入り口の戸をあけようとしたどこかのご婦人が、首をかしげている。
どうやら戸が開かないようだ。
隙間からのぞき見ると室内の明かりも消えている。
やってねえじゃねえか!
後ろの車からトランシーバー。
「どうしました?どうぞ」
「やってないみたいなのでこのまま出発しまーす。どうぞ」
「やってないの?そんじゃあ来るなよ。どうぞ」
「
ばかやろー!やってるかどうかなんて来てみるまでわかんねえだろうがっ!どうぞ」
そんなわけだがなぜか険悪なムードに陥ることもなく、もうこうなったら酒だ、酒飲みに行くぞ、と全てのしがらみをかなぐり捨てて高速をひた走る。

目指すは金沢駅。
そこにはみんなの大好きなサイゼリヤがあるのだ。
どこのサイゼリヤでもよさそうなもんだが、電車で帰る人がいるので駅のが便利である。
道中パオ子ちゃんのお姉さん(ぱおぞーさん)から、一家でサイゼリアに乱入すると連絡が入る。
もちろん姉として、今回の大惨事の原因となった妹の不始末をわびにくるのであろう。殊勝なり。
高速を降り、お世話になった二台の車を満タンにしてちょっと打ち合わせ。
駐車場は駅前を通過して醍庵の前を左折、すぐにあるセントラルビルの横のコインパーキングね、と確認。
再出発。
あとは勝手知ったる地元の道、運転手に任せとけば着くだろうと思ったら大間違い。
先頭を行くパオ子ちゃんがまたやってくれました。
駐車場入り口をスルーです。
はい、もうそれくらいでは驚きません^^。
むしろその後この入り口に帰ってくるまで、一方通行と信号待ちで30分ほどもかかったことのほうが驚き。
金沢の道をなめんなよ!
地下道を通り、走るようにしてサイゼリヤを目指す一行。
入り口にはパオゾー一家。
一気に13人に膨れ上がった縄文ツアー。
サイゼリヤのど真ん中にテーブルを集めて、さあ打ち上げだ!!

酒でも食い物でもじゃんじゃん持ってこい!死ぬほど飲んで食っていいぞ。

今回の会費はひとり1万円を預かっていたが、さすがにあちこち行けなかったせいで予算は余っている。
財布係りだったいとお菓子さんが、「うえっへっへっ〜、のりさ〜ん、お金いっぱい余ってるよ、どーする〜?」と嬉しそうに報告してきた。
おめえに銭、持たしといたらみんなソフトクリームにして食っちまうだろうが!
しょうのないやつめ、みなさんに平等にお返ししなさい。
スカタン女王は例によって高速ワイン回しにとりかかり、隣のカオナシさんも運転から開放された心のゆるみからか一緒に回し、激しくシブキを飛ばしあうのであった。

結局500ミリリットル入りのワインを赤白合わせて8本も空けた。
プリシラさんがこれなら伝説のマグナム(1.5リットル入りボトル)を頼めばよかったと後悔しきり。
次回挑戦しましょう!
パオゾーさんの息子はあいかわらずとんでもないガキで、前にワサビ入りのアイスを食わされた経験から、あいつが何を持ってきても決して食ってやるもんかと心を鬼にしておったら、なんと人が見てない隙にビールにオレンジジュースを入れやがった!
てめえ、叔母の不始末詫びに来たんじゃねえのかぃこのやろー、今度あったらただじゃおかねえ!

おーい、ゴマちゃんはいるか〜?だいじょうぶか〜?
カエマちゃん、帰りの送りまでありがとね、打ち上げ飲めなくてごめんよー。
ゴルさん、またトランシーバー持ってどっか行きましょう。
ぱおちゃんの旦那さん、なんかしゃべれよ(笑)。
そんな宴たけなわではございますが、わたくしちょっとお仕事に行ってまいります(←どんだけ飲んだんだよ!)。
勝手な都合でみなさまにご迷惑おかけしましたこと、パオ子ちゃんとならんでお詫びもうしあげます。
これに懲りずにまた遊んでくださいまし。
ALOHAさんさくらんさん、今度は合流しましょう。
nachiぼん、またクジたのむね。今度はいっしょに行けるかな?
他に今回こられなかった人、来なくて正解だったかも(笑)。
次回は行けたらきっとまた楽しいと思います。
いつも遊んでくれる人、ここまでがんばって読んでくれた人、どうもありがとう。
またね
★パオ子ちゃん、次回は寝坊すんなよ(笑)