店の手書きのメニューは、経木に毛筆で、ひと文字ひと文字心を込めてわたくし自らが書いております。
ところがこれを「へたくそ」、「読めない」、「やめちまえ!」などという方が
わりと頻繁に時々いらっしゃいます。残念でなりません。

のびのびとおおらかな性格が伝わってくる素朴な字は、本人の性格そのものでございます。

思わず「こんにちはー!」と大声で返したくなるような元気のいい字からは、まわりの人を明るくする天性のほがらかさが伝わってまいります。

ひと単語ごとに瞬時にデザインを構築する融通無碍の筆跡からは、たわわに実ったぶどうそのものの芳醇さでございます。

整った字からはとてもご本人の落ち着きの無さは伝わってきません。これなどは「だまし字」と言ってもいいかもしれません(笑)。

をの字の最終部分がかなりドジョウでございます。これからの季節、こいつの柳川などで一杯、ってこりゃあなんともおつなもんでございます。

なにが楽しいのかわからない、とてもさびしい右肩下がりのつぶれた字。これでは彼氏ができないのも無理はありません。

「たくさん食べてコレボになってください」というありがたいお手紙を頂戴いたしました。素直に喜んでいいのかわからない、なにやら悪意のこもった文字からは、そこはかとない妖気が漂っております。

お手紙に挿絵など入っていると、また楽しく風流なものでございます。
これなどはイチジク浣腸の使い方としか思えないのですが、そうではないようでございます。

挿絵といいますか、これなどは最近はやりの顔文字のようでございます。
ハートマークをおろそかに描くと、恋もスルリと逃げてゆくものでございます(笑)。

これはこれはお美しい。ご本人もかくや、と思わせるおしとやかでちょっとシャイな表情に癒されましょう。

うまい!と思わずうなってしまうキャラクターデザイン。こうでなくっちゃいけません。

魚からクワガタが生えているという、人魚ならぬ虫魚でございます。
これを描いたかた、おいくつなのかわかりませんが、かなり幼稚であることはまちがいございません。精進せい!

お後がよろしいようで〜
