福井県って京・大阪へ行く時に通過するだけの隣県だったけど、戦国時代に強勢を誇った朝倉氏の遺跡が整備されているという噂を聞いてからずっと行ってみたいと思っていたのだ。
すばらしく天気のいい日曜日、ふらっと行ってみました。

ETC割引でどこまで行っても1000円の高速道路。
いつまでこの制度が続くのか。

朝飯を食べに女形谷(おながたに)パークエリアに乗り付けた。
当然狙いは福井名物ソースカツ丼。
しかしこの店は竹田のじっちゃんが作る『厚揚げ丼』がメイン。
そういう時は逆らわず一番売りたがってるものを食うべし。

ちょっと甘めに炊いた薄味の厚揚げが上品でしかし見た目はダイナミックという、なかなかのオリジナル丼。
とってもおいしいです。

およそ1時間半ほどで目的地の『一乗谷朝倉氏遺跡』につきました。
感想をひと言で言うと「のどか」。

朝倉氏がこのあたりで繁栄していたころの町並みを再現した『復原町並』という施設に入場。

おお~、いい感じっすなぁ。

どっかから移設したんじゃなくて1から作っちゃったテーマパーク。

今から500年前の日本はこんなだったんだなぁ。

日差しが強い時の草むしりはやっぱ笠かぶんなきゃね。

塀のむこうは発掘された城下町の遺跡。

この対比が想像力をかき立てる。
越前地方独特の将棋をする武士。

おそるおそるiPhoneに手を伸ばす職人。

未来からタイムスリップしてきた二枚目と写真におさまり照れる町娘。

そうか、ここはソフトバンクのCMでちょっとうわさになっていたのだ。

雪が降ったらどろどろになりそうでやだなぁ。
でもやっぱ来てみたいかな。
復原遺跡と川を挟んで向こう岸は朝倉氏の居館などの跡。

入り口の唐門。

広がる館と庭園。

なんとも手頃の石が敷き詰めてある。
粘土用に5つほどいただいた。

隣接する朝倉義景の墓。

お祝いの時もお悔やみの時もロウソクってのがおもしろいね。
火は人の心に訴えるものがあるってことだね。

その昔、佐々木小次郎がツバメ返しで一刀両断したという墓石。

高いところに昇って見ると、

何かあった跡や

変な池がある。

うわっ、なんだこりゃ、オタマジャクシじゃん。うじゃうじゃにいるよ。

もうすこしするとこの巨石庭園はカエルの群れで覆われるのだ。
ぴょんぴょんゲロゲロぴょんゲロゲ~。

朝倉氏遺跡散策終了。
新緑の季節にのどかな風情。おすすめです。
毎年来たい。
来年は君も歩けるかな?
団子も食えるようになってるかな?
大きくなれよ、キポん。

遺跡を後にししばらく走ると、

一乗谷資料館。

ここはそれほどおもしろいわけじゃないけどつまんないわけでもなく、まあトイレ休憩的に使っていただいてもいいかと。

それから街を抜けて
福井県立歴史博物館へ。
路面電車の写真とってたら車と接触しそうになったり、

駅を横目で見たり、

葵ちゃんの実家を拝見したり(うそ)、

やっとたどり着いた博物館ではこの日が最終日の企画展をやっていて、受け付けで激しくすすめられたので400円払って観てみました。

案内の人がひとりついてものすごく丁寧に説明してくれて、とてもおもしろかった。
鈴鏡という中国伝来の鏡を腰に付けたシャーマンの埴輪がメイン。
「これはなかなか公開されることのない埴輪ですが、資料的な貴重度といいほとんど壊れていないとこといい、これだけでも400円の価値はある埴輪です」と自画自賛(笑)。
常設展の『昭和のくらし』。
これはいいね。
「あったあった、確かに昔はこんなだったよ」で大爆笑。
大大おすすめです。チャンスがあったらぜひ行ってみて下さい。100円です。

で、ココスでハンバーグ食って帰って来ました。

なんかもっと福井チックなもん食べたかったなぁ。
でも近いからまた行こう。